3.2 SHIPAPsの概要
3.2.1 ShipAPsの目的
1983年ISOの中に設けられたTC184のSC4の下でSTEP規格制定作業が始まってから10年後の1993年、イタリア・トリノ会議にて船用のSTEPApplication protocols(ShipAPs)の国際規格化がWG3の中のProject12(AEC:Architecture,Engineering and Construction)の下で開始された。
ShipAPsの開発についてもSTEP全体と同様欧米中心に進められている。その狙いは、IGESを見直し拡張した単なるCAD/CAMのデータ交換標準の作成ではなく、設計から保守に至る船舶のライフサイクルにわたる製品モデルデータの国際標準化による広域的な情報交換、共有にあるといえよう。穿った見方をすれば、こうした国際標準化を主導し自らに有利となるように規格を定めて市場においても主導権を得ようとする欧米の戦略的狙いを指摘できるだろう。
1996年6月の神戸会議初日に催されたShipAPWorkshopにおいて、EMSA(European Marine STEP Association)を代表してDNVのJ.HaenischがShipAPsの概要を紹介した。その中で先ずSTEPのGeneral 0verviewを図3.2.1−1のように示し、製品データの交換、共有を標準化を通じて実現するためにISO/TC184/SC4の下でのSTEPがあるとした。
図3.2.1−1 General 0verview(Ref.[3.2.1−1])
船用STEPによる船舶の製品モデルの目標とするところについては、図3.2.1−2のように、一つの製品モデルから、政府機関、船主、造船所、サブコントラクタ、船級協
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